2006年04月29日

「作戦開始!」・・せつ5

イギリス時間、午前5時。きっぱりとウェイクアップしました。

ジャパンではエブリナイト夜が遅いので、こんなアーリータイムは、

(あっすみません・・つい英語になってしまい・・。
そういえば夫は私が英語度ゼロのように、みなさまに告げ口しているので、
くやしくて、つい見栄を張ってしまいました・・・。もうやめます。)

信じられません。体も爽やかで、いつもの腰痛も影を潜めています。
(腰痛・・・。)

なんといっても、今日は大切な日。初日からメーンイベントなのです。

そう今日は、日曜日。
アンティークフェアがあちこちで開かれる日。
聞いた話では、探せばいいアンティークをものすごくお安く
手に入れることができるとか。それも、がばがば。(がばがば・・・?)

もちろん、コレクティブルが中心だとは思いますが。
この日のために、秘密兵器・その2、を日本から持って参りました。
(もちろん、その1はぷちぷちですね。)

ご婦人方がスーパーで愛用されている「ショッピングカート」です。

がらがらとキャスターが回り、買い付けた商品は付属のバッグに沢山入るし、
そして全然重くない。これでイス付きタイプなら完璧なのですが・・・。

これを持って、忍者のように素早く動き回ること。
これが、私の考えた「買い付け:行動目標・その1」です。

2年前に、アンティークディーラーの「師」の後をついて
アンティークセンターやフェアを毎日回りました。
いつもはおだやかな「師」が別人のように、きびきびと。

まあ・・これすてきね・・。とうっとりアンティークを眺めていたら、
一つも買っていないのに「さあ、次に行くよ。」と言われました。

えっ、と「師」の足元を見ると、アンティーク雑貨たちがわんさか。

これがプロの仕事なのね・・・。と、反省いたしました。

時は金なり!

私は少しゆっくりなので、そのハンディを克服すべく、
いろいろな作戦や行動目標を考えてきたのでした。

胸が、どきどきです。 
着替えも終わり、ショッピングカートもチェック済みです。

さあ!出発! と明るく一人で宣言しました。
(一人・・?)

ふと見ると、夫がベッドで寝返りをうっています・・・。
おまけに、すーすーと安らかな寝息が・・・。

ああ、私のヤル気が・・・・・。

せつ


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posted by せつ at 23:01 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月23日

「Hit & Run」・・夫 4

「もうクルマで寝ましょう。」店長のせつさんは、地図を読み込むことができません。
かなり、方向音痴といっていいでしょう。地図を見ても、5分と続きません。
で、冒頭の発言です。

日本ではナビ様がいてくれるから、ドライブもずいぶんとらくになったもんです。でもここは、
イギリスです。ナビ様もついておらず、地図も英語ときた日にゃ、もうお手上げです。
ほんとうに、アンティーク雑貨の買付けなんてできるのかなあ、
とまたしても不安がこみあげてきます。

とにかく、僕は必死になってマンチェスター空港からM56に乗り、途中でM6を右折し、
今夜泊まる予定のチョーリーのホテルを目指します。
A5209の出口を降りるところまでは、暗い雨の中を
よく間違えずに来たもんだと気分はよかったんです。
ところが、一般道に入ってからまったく方向がわかりません。
まいったな。と、せつさんを見ると、・・・・・寝ています。しっかり、寝ています。やれやれ。

しかたなく、ガソリンスタンドのコンビニで道を聞くことにしました。
コンビニの若い店員さんはとっても親切で、ていねいに教えてくれます。
お客さんが何人かいたのですが、僕が終わるのをにこにこしながら待っていてくれます。
イギリス人って、いい奴じゃん、なんて心の中で思いながらクルマに戻ると、
せつさんがクルマの外でなにか叫んでいます。

近くによると、「た〜い〜へ〜ん」「た〜い〜へ〜ん」と言っているようです。
英語かと思いました。
「10人くらいがぶつけていって、はあはあ、ワゴン車が消えたの〜〜。」
すっかり子供みたいになっていて、なにをいっているのかよくわかりません。

指をさして、「見て見て。」というので、クルマの反対側に行くと、ドアミラーがありません。
よーくみると、道路のかなり先のほうにこなごなに壊れて散乱しています。
どうやら10人くらい乗った酔っ払い運転のワゴン車が当て逃げしたようです。
イギリス人って、やな奴じゃん。と思いました。

当て逃げのことを英語では「Hit & Run」ということをこのときに知りました。
「いやあ、ドアミラーくらいでよかったよなあ」とせつさんを見ると、いません。
すっかり助手席にのって、「レッツ・ゴー!」なんて言ってます。
立ち直りの早いところがせつさんの持ち味です。

その後、道を聞くところがなく、なんどかパブによってべろんべろんに酔っ払ったお客さんに道を聞きながら、ようやくホテルに着いたときには、天国についたような気分でした。

「google mapにお礼しないとね」
せつさんの目が、久しぶりにクリックリしています。

つづく


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posted by せつ at 10:40 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

「ぷちぷちの人。」・・せつ4

「ぷちっ」足元から小さな音が・・・。

あっ、しまった貴重な可愛いぷちぷちをこれで1粒無駄に・・。

私はイギリスに買い付けに旅立つにあたり、毎日ぷちぷちのことばかり考える人になってしまいました。一日の半分は考えていた気がします。そう、エアパッキンのことですね。

買い付けた大切なアンティークたちを、無事日本まで届けるために何が一番良いのか・・・。
新聞紙だとなんだか男くさいし、ラッピングしている内に暗い気持ちになってしまいそう・・
手も真っ黒に・・。かといってじゃなにがいいか・・・。何日も考え込んでしまいました。

昔、アメリカのTVで「ツインピークス」というのがありましたね。
登場人物の中にカーテンレールのことばかり気にして、
いつもカーテンレールのことを繰り返し話している主婦がいました。
似ています・・・自分に。今なら彼女の気持ちが・・・。

大きなロールで日本で一番お安い(すごく探しました・・)ぷちぷちを、
使いやすいように小さく一枚一枚切りました。厚手のものと薄手のものを。

いつのまにか、大きなトランクの中はいろいろなサイズに切り分けられた、可愛いぷちぷちたちでぎゅうぎゅうに・・。人知れず、夫のトランクにも詰め込みました。(・・・。)
そして機内持ち込み用の小さなバッグには、ガムテープが何種類もぎっしり。

あれっ、着替えのお洋服は・・・?そう、入らなかったのです。
機内持ち込みのバッグ規定はきびしいので、着替え用は重ね着で着ていくことに・・。
おしゃれ度、大幅ダウン・・・。
でもおしゃれ度のことはこの際忘れて、丸々といつもの倍くらいに太って出発したのでした。
(夫はまったく気が付きませんでした・・・なぜ・・。)

おかげで、ものすごく軽いものすごく大きなトランクが出来上がりました。
これで、イギリスに行って貴重な買い付けの時間を無駄にすることがなくなるし、
道に迷って野宿の時もこれに包まれば暖かいし・・と思うと、
自分の素敵なアイデアにカンパイ!気分でした。(野宿・・?)

そんなわけで私は、ぷちぷちを見ているだけでいつのまにか幸せな気持ちになれる人に・・。
実際このぷちぷちは大正解でした。イギリスのぷちぷちはとても薄くて空気も少なく、
陶器やガラスなどは心配で包めません。よかった・・。

・・・・と、今回の日記は夫が「ホテルに到着するまで待っててね。」編でした。
夫が無事ホテルに到着するのをお待ちしています。

せつ

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posted by せつ at 01:08 | 東京 🌁 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

「笑顔に、涙。」・・夫3

「私のことばっか、書きすぎ」いきなりせつさんに叱られてしまいました。
確かに、買い付け日記にしてはせつさんがやたら登場しますね。ははは。

ま、それはそれとして、そうそうマンチェスター空港で
なかなかレンタカー屋さんが見つかりません。

もう一度、空港に入りあっちへうろうろこっちへうろうろ、

そうこうしているうちにお腹がすいたということになって、
せつさんが夕食を食べている間、空港中を探し回ってついに見つけました。

なんと、飛行機から降りて3時間がたっていました。

レンタカーのカウンターにぼろぼろになってたどりつくと、
見るからに好青年といった感じの若者が「お待ちしていましたよ。」
というようなことを笑顔で話しかけてくれたときには、
思わず泣きそうになってしまいました。

やっとのことでお目当ての車のキーを借り、
駐車場に行くと500台くらいあってどれだかわかりません。
と、またここで1時間。やれやれ。

やっとこさ、車に乗り込んで、空港を出ると、真っ暗な上に雨がしとしと降っています。
またしても、不安。
えーと、とにかくプレストンの町をめざしていくんだよな、
といい聞かせ、高速道路のM6となんども頭のなかで繰り返します。

せつさんも一生懸命ロードマップと標識を見ています。
とにかくわからなくなったら高速でもなんでもいいから止まってしまおう。
ということになり、おそるおそる走り出しました。

途中、なんども「右」「いいや、左」「右に決まってんじゃんか」「いいや、左」と、
政治的な対立を続けながら、それでもうまくめざすM6に乗れました。

とまあ、ここまではよかったんです。
しかし、せつさんの日記はもうホテルに着いているんですね。

まいったな。ここからホテルに着くまでが、もうたーいへんだったんだからあ・・・・。

つづく。


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posted by せつ at 21:51 | 東京 ☔ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月10日

「悲しい、日本茶」・せつ3

やったー、ホテルに到着したよ!」

明るい夫の声を聞いて、はっとスイッチオンしました。

マンチェスター空港をあの後、何時間もさまよったこと。
(確信-その1:私たちほどマンチェスター空港を歩き尽くした日本人はいないのでは・・)

24時間オープンのハーツさんのカウンターにやっとたどり着いたら、
カウンターにいた人が、ものすごくハンサムでいい人に見えたこと。

空港の屋上のレンタカーの置き場所が、何社もの共有で
車の海のような広大な場所を、一台一台鍵を差し込みながら探したこと。
(確信-その2:これでは遠目に泥棒では・・?)

パブがあるたびにおそるおそるノックして、地図を見せながら教えてもらったこと。
その後はあまりにいろいろなことが起こったので、
自動的にスイッチオフしてしまったのでした。

さあ、問題は段ボールです。

自力買い付けの必需品ですね。2年前、師と仰ぐアンティークディーラーの方に教わりました。その方は、日本のアンティークショップに「卸し」をされています。

もちろん私たちとは資金力が違うので、運送会社の方に買い付けたお店を回っていただく
ピックアップと商品のパッキングを委託していらっしゃいました。
それは今は、はるかなるあこがれ・・・、
自力パッキングには頑丈ないい段ボールが必要です。

で、次なる大作戦は「ホテルに事前に段ボールを届けてもらう」です。

はたして段ボールは届いているのでしょうか・・。

もう真夜中、見るとカウンターに人影がぽつり。またここで考えそうになる私・・。
いけない、明るく明るく・・。この時のためにはるばる「玉露」をお土産に持ってきたのでは。
このホテルをベースキャンプにするのだし、段ボールを預かってくれているはずだし。
ここは良い第一印象が大切なはず。特にホテルの支配人さんには。

思い切って「日本茶はお好きですか?」といきなり切り出してみる。
しばらくの無言の見つめ合いのあと、にっこりと受け取ってくれた若々しい青年。
若々しい青年・・・?

翌朝予感は的中して、若々しい青年は夜だけのアルバイトだったとわかるのでした。

お土産の、たった1つの玉露が・・・。 

段ボールは届いておりました・・。

せつ


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posted by せつ at 10:52 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

「いやな予感」・・夫2

「さあ、いよいよね。」せつさんの目は、すっかり座っています。

こういうときのせつさんもおっかないです。

飛行機を降りると、マンチェスター空港は、すっかり暗闇に包まれています。

そうだ、まずドライブマップを買って、それから予約していたレンタカーを借りにいかないとな。
と、頭の中でシュミレーションを繰り返しています。・・・アイハブアリザベーション・・・。

ふと気がつくと、せつさんがいません。

どこかにでかけると、必ずいなくなってしまうのがせつさんです。
やれやれと思いながらあたりを見まわしてみると、キヨスクというかコンビニというか、
お店で店員のお兄さんとなにやらこぜりあいをしているではないですか。

あわてて近づくと、どうやら地図のことで言葉が通じないようです。

せつさんは北西のもっと拡大図がないかといっているようですが、
もともと日本語でも何を言っているのかよくわからないところがあるので、
イギリス人相手に通じるわけがありません。
とりあえずその店においてあったいちばんわかりやすいドライブマップを買って、
いざレンタカーへ。

と思ったのですが、ふと気がつくとまたせつさんがいません。

こんどはガードマンの人に私たちはどこに行けばいいのか聞いているようですが、
案の定つたわるわけがありません。

とにかく空港を出て向かいのビルへいけといっているのではないかと、
ほとんど勘で見当をつけて、荷物をかかえて逃げるようにその場を去りました。

が、どうも怪しいです。向かいのビルは真っ暗です。
確かにレンタカーの看板は出ていますが、誰もいません。

うそだろ。まさかもう閉まっちゃったんじゃないだろうな。
僕は不安におののきながら、そのビルに入りました。

こういうときのせつさんは絶対についてきません。めんどくさいことになりそうだとわかると、
動物的な感で、「わたし、ここで待ってる」が口癖です。

ビルの中には、機嫌の悪そうなおじいさんがひとり、真っ暗な中で椅子に座っています。

「アイドライクトゥゴウトゥなんたらかんたら」と僕が不安におののきながらたずねると、
なにもいわずあっちという感じで指をさします。
はあ、という顔をしていると、さらに指をさして、こんどはあごを上げます。
これ以上かかわるとよくない予感がしたので、「サンキュー」とかいって、その場を去りました。

外ではせつさんが一心不乱にメモを取っています。
なにをしているのかとそっとのぞくと、まんがを書いています。
「なに、してんの」と僕。びっくりしたように「気持ちを落ち着けてるの」とせつさん。

せつさんは不安や緊張におそわれると、じぶんでもなにをしているのかわからなくなって、
ものを忘れたり、落としたり、そりゃあたいへんなんです。

それはそうとレンタカー屋さんにいかなきゃ。
まいったな。今晩じゅうに、ホテルにいけるのかな。

ものすごく不安だな。ものすごく緊張するな。
でも僕がそんなそぶり見せることできないもんな。
まいったな。こりゃ、買い付けどころじゃないぞ。
このまま帰ろうかな。ぶつぶつぶつぶつ。

ふとみると、僕以上に、せつさんがぶつぶつぶつぶつ言っているではないですか。まずい。

僕は必要以上に大きな声で、「ハプニングも、旅の楽しさだよねえ。」

・・・・・・・つづく。

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posted by せつ at 17:09 | 東京 ☀ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月08日

「回る、灯台。」・・せつ2

マンチェスター空港に降り立つ。

さあ、気をとり直してキヨスクを探さねば。キヨスク・・・?

ロードマップを買って、レンタカーを借りて、明るく出発しなければ・・。

やっと薄暗い空港の通路の先に2つのお店のあかりを発見。
1つは小さくて品数も少ない。お店番をしているのは
髪の毛がなぜかぼさぼさの初老の男性・・・。もちろん笑顔はない。

その隣には、広々としたコンビニのような明るくきれいなお店が。
ガラス越しにの造いてみると地図もかなりありそう・・。
その上、レジには満面の笑みの堂々とした体格のスーツ女性・・。

ふっと気がつくと、暗くて小さなお店の中にいる私・・・。

いけない・・こんな弱気では・・・。明日からいよいよアンティークの
買い付けが始まるというのに・・。入ってきたきり考え込んでいる私を
その男性は心配そうに見つめているのでした。思いのほか親切な
男性は奥の棚からとても古そうな地図を出してきてくれました。

地図が古くていいのか・・・?と胸の中で葛藤しながら3冊も購入。

なのに一番いい笑顔でお礼を言う私。まだ弱気かも・・・。

さ、外に出てレンタカーの「ハーツ」さんに行かなければ。

夫は・・・と、見ると少し先の薄暗い通路の真ん中で
1人くるくると回っている。しばらく柱の影から様子をうかがうことに。
余裕である・・・。ゆっくりといつまでも回っていた夫がはたと止まったかと思うと、
「わかったよ〜!出口はここだ!」ととってもさわやかな笑顔で私を呼ぶのでした。

あのう・・・、あなたの頭上に「EXIT」という大きな看板が下がってるんですけど・・。

新たな不安に胸をふるわせながら、
大きなドアを開けてイギリスの大地へと踏み出したのでした。

-----せつ

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posted by せつ at 19:12 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

「交換日記って、いったい。」・・夫 1

「ねえ、素敵だと思わない。」店長のせつさんが目をクリックリッ輝かせて、僕に話しかけます。

こういうときのせつさんは、おっかないです。

彼女の頭の中でおもいっきりふくらんでいるイメージを少しでも否定するような発言をしたら、
たいへんなことになってしまうからです。

僕は言葉を慎重に選びながら、せつさんに「え、それってなんだろうね。」
と、すごく興味を持っているようなそぶりで聞き返します。

「イギリス買い付け交換日記っていう、タイトルにしようと思うの。」
さらに目がクリックリッしています。
こうなるともう、反論なんてだれにもできません。

どうやら、いま準備しているネットショップのブログのことのようです。
一抹の不安は、いま、確かな不安となって、ぼくに襲いかかります。

交換日記って、そういえば中学校のときにやっていたなあ、などと考えながら、
いい年をしたおじさんが何を好き好んでインターネットで
妻と交換日記なんかを披露しなくてはいけないんだよ。
ぜったい、友達にはいえないよな。なんて、頭の中はぐるぐるまわっています。

そんなことはおかまいなくせつさんは続けます。
「まずはじめに私が書くの。」「ねっ。」といって、またクリックリッです。
「つぎにあなたが書くの。」「そのつぎに私。」「そのつぎにあなた。」「そのつぎに私。」
「そのつぎに・・・・・」クリックリッ。
ああ、なんだか、気が狂いそうです。

でもいちど言い出したらきかないせつさんのことですから、
結局、いま、こうして僕は交換日記を書いているわけです。

つい取り乱して、前置きが長くなってしまいました。本題に入ります。

さっき、せつさんの1回目を読んだら、いきなりマンチェスターから始まっているんですね。
ま、ここがせつさんらしいところでもあるのですが。

僕の場合、マンチェスター空港に降り立つ2ヶ月前から、この買い付けは始まっています。

なんといっても、お金をかけたくないというせつさんの強い希望があるわけですから、
飛行機、ホテル、レンタカー、食事、すべて自分たちで、
おっと僕が、やらなければいけないことになります。

お気づきだとは思いますが、せつさんの言う自分たちという意味は、
僕がという意味とほとんど同じです。

航空券の手配。これはせつさんがぜったいマイレージをつかわないと損だから、
ということで、生活のすべてをマイレージが貯まるよう、
ガソリン代、車検代、食事、買い物、電話、プロバイダー、・・・・・・
とにかく考えられる限りを登録しました。で、ぎりぎりロンドンまでのチケットをゲット。

ホテルの手配、これはインターネットで、UKのサイトに入り、
わけがわかんなかったんだけどようやく予約できました。

レンタカーは、案外、日本からでも簡単に予約できるんですね。

それと、いちばん肝心のアンティークフェアですが、これは3年前に行ったときの資料と、
やはりインターネットをつかって、調べまくりました。

いちばんたいへんだったのが、ドライブルート。
なんといっても、海外をクルマで走るのは初めてだし、
英語は話せないし、とうぜん、読めない。ということで、イギリスのgoogleマップを出力しては、
毎晩、ドライブシュミレーションをしていたことをせつさんは知る由もありません。

ま、そんなこんなで不安の塊になって、日本を出発した僕ですが、
ロンドンまでは興奮して眠れなかったものですから、
マンチェスターに着く前に不覚にも眠ってしまっていたようです。

目が覚めると、窓の外はさっきまで明るかったのがうそのように真っ暗です。
まだ夕方の4時ですよ。
それに、この旅の行く末を暗示するかのように、冷たい雨がしとしと降っています。

そういえばと思い、となりのせつさんを見ると、
僕の不安なんかまったく気にしてませんという顔で、
目がクリックリ。・・・・・・つづく


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posted by せつ at 23:00 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月06日

「始まりは、夜。」・・せつ1

飛行機がマンチェスター空港に近づくにつれ、胃が・・・。

機内アナウンスが全くわからない・・あっ、英語だからか・・。

窓の外はとっぷり。2年前に来たときは7月だったから
9時すぎまで明るかったのに・・・。11月ってこんなに暗いのね。

こんな暗い中をレンタカーで遠いホテルまでたどり着けるのでしょうか・・・。
いや、その前に英語の地図が読めるのか・・。たしか高校まで英語は赤点・・・。
そして本日のメインイベントのレンタカーを借りるという大作戦が待っている・・・。

ここ数年のうち一番暗い気持ちで、私はマンチェスターに着いたのでした。

すこしでもいいものをお安く買い付けて、ネットショップを開店したい!という大きな夢。
そのためには買い付け経費をできるだけ節約して、商品のお値段を高くしないですむようにしたい。ならば、代行業者さんをたのまずに自力でなにもかもやらねば・・・。

「夢の実現は、強く願うことと、具体的に行動すること。」
とあのターシャ・テューダーさんも言っているではないか。

ここはひとつ隣で寝ている夫に思いっきり押しつけるしかない・・
とひそかに決意を新たにするのでした。

夫はバラ園を作りたい!という私の夢を実現するために、房総半島の山の中に拉致されて、
そしてまたアンティークの自力買い付けという未知の領域に連れ去られようとしている。
寝顔が少し不憫である。

そういえば夫は英語が話せるのか? つきつめて確認したことがなかったな・・。

20年以上前の新婚旅行の時、急性日射病になった私に「マイワイフ イズ シック!」
と言ってお医者様を連れてきてくれたっけ。

でもお医者様が帰るまで「マイワイフ イズ シック!」一本だった・・これはちょっと危ない。

膝の上にのせた「アンティーク辞典」がフルフルと不安にふるえるのでした・・。

-----せつ


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posted by せつ at 22:49 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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