2006年05月30日

「作戦成功!」・・せつ7

暗闇にもやっと目がなれました。

顔色も青から赤へ。(信号・・?)

さあ、ここで大切なのは全体を大きくながめ把握することです。
(かつて師は全体を2回まわってから、買い付けを開始されていました。)

それを思い出して広い会場を、作戦どうりニンジャ走り・・。

小さなお店がぎっしりと並んでいます。(約200店くらいでしょうか)
陶器専門のお店や銀器専門、ガラスやファブリックもあります。
そしてそれぞれのお店には、1人か2人のかたがお店番をしています。

家族連れの人たちは楽しそうに、そんなお店たちをのぞきこんでいます。
よーく見ると買っている人は少なくて、お店の人とおしゃべりを楽しんだり
ながめたり、のんびりカントリー・モードです。

そのペースに巻き込まれては大変。
わたしはニンジャ作戦なのだから!と、ショッピングカートを握る手に
力が入ります。(でもこんなカートを持参している人は私だけ・・。)

一番奥の建物から買い付けスタートです。

奥のお店に80才くらいの女性が。目が合うとにっこりしてくれました。
さっそく商品を見せていただくことに。

沢山の陶器たちがきれいにならんでいます。
陶器のお人形やカップやお皿たち。どれもかわいい・・・。

「これは、買い?」「買い!」
と独り言できびしくチェック。「これも、買い?」「買い!」・・・。

ふと見ると、女性の顔からいつのまにか笑顔がすっかり消えています。
いけない、危ない人と思われたのでは・・・。

お支払いをすばやく済ませて、逃げるようにニンジャ走りで次へ。

つぎはちょっとコワモテの男性のお店。
とりあえず最初はビッグスマイルとご挨拶。
「ハロー!」とおもいっきり笑いながら接近。

気のせいか2、3歩あとずさったような・・・。

でも気にしない気にしない。
いざとなったら得意のニンジャ走りで・・・と、
つぶやきながらもっと接近。

「これは、買い?」「買い!」ときびしくチェック&買い付け。

ふと見るとコワモテの男性の姿がありません。
沢山買ったのでお支払いをしなければ・・・。きょろきょろ探していると
何軒か先のお店の中で、のんびりお茶を飲んでいるではありませんか。

コワモテではなくて、この人はフトッパラ・・・?

人を信用するいい人なんだなぁ・・・と、うれしくなって
ビッグスマイルで接近。彼は「あちゃー、見つかっちゃった。」と
つぶやきながらお店にもどってくれました。(あちゃー・・?)

こんな感じで、とても順調に買い付けは進んでいくのでした。

あれっ、そういえば夫は・・・とながめると、

「せつさん、どこにいますかー。」と持ってきたウォーキートーキー
(これが、次なる秘密兵器:3です。広い会場で便利です。)
から悲しい声が・・・。

ニンジャ走りで、夫を探しに行ったのでした・・・。

せつ


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posted by せつ at 17:53 | 東京 🌁 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

「・・・・沈黙」・・・夫 6

「レッツゴー!アンティークフェア」

夕べ、酔っぱらい運転の車に当て逃げされて、
しょんぼりしていたせつさんは、もうすっかり回復しています。

暗い雨の降る中、ひとり元気なせつさんをのせて、
クリスローの町へと向かいました。

それにしても、イギリスのカントリーサイドって、いいですよね。
時期はずれとはいえ、さすがイギリスです。
あたり一面、朝陽に照らされた田園風景の中をひたすら、
アンティークフェアの会場に向けてひた走ります。

途中、お腹がすいたねということになり、マクドナルドによったりして、
地図のとおりにいったのですが、ないですよ、会場がないじゃありませんか。

せつさんは、ワニ目になって、僕を見ています。 こんな感じ ( ー ー )。

でもよくみると、たくさんの人が僕たちが車を止めた逆の方向に歩いています。
ガードマンらしい人に聞くと、よかったあ、アンティークフェアの会場がありました。
泥だらけの駐車場に車を止めて、雨の中をやっとの思いで会場に入りました。

が、・・・・・・ここは。

たくさんの人がひしめいています。
雨なんか関係ないもんね、といった感じでみんなそれは楽しそうです。
ストールも200は超えていると思いますが、何かが違うぞ。
という動物的な勘が、僕の体の動きをセーブしています。

ゆっくりと一歩ずつ会場の中へと入っていきます。

せつさんは、大きな口をあけて、
目をクリックリッさせて肉屋さんをじーっと見ています。
こんな感じ (*〇*)。

「ねえっ」
長い沈黙のあと、ふたりは同時に話しかけていました。

何かの異変にせつさんも気がついたようです。

この違和感はなんだろう。僕は大きな間違いを犯してしまったのでしょうか。

つづく。


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posted by せつ at 15:45 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月13日

「初めの1歩」・・せつ6

降りしきる雨の中、ついにフェア会場に着きました。

マンチェスターの北の町「クリスロー」です。

探して探して、やっとたどり着きました。
でも大丈夫。まだ、体力と買付心は満タンです。

でも、ここって体育館・・・?
大きな体育館のような建物が3つもあります。

雨がざーざーなのに駐車場は満パイです。そして、沢山の人たちが。

よくみると・・家族連れが多いのはなぜ・・・?
もっとよく見ると、みんな顔は笑っています。なぜ・・?

あわててコンパクトで自分の顔をみると・・・青ざめて引きつっています。

いけない、こんな顔では浮いてしまう・・。
ただでさえ、東洋系の人が全然いないのに。ここはまずにっこりと・・・。

わけがわからないまま、意味もなく笑いながら入り口らしきところに。

「ええっ!お肉屋さん?」

そうです。なぜか入り口のすぐ横に巨大なお肉の塊がずらっと・・。

大きなトラックの横が開くタイプの、日本でよく見かける
お引越し横開き巨大トラックです。
そこでおじさんがなぜか威勢良く、しかも明るくお肉を売っているのです。

しばらくあまりの謎に、ぼーっと見入ってしまいました。
(わかった! よくスーパーの前に焼き鳥屋さんの屋台があるけれど、
 あのイギリス版ね。納得・・。)

では、ここは地元のかたがたにとって、スーパー・・・?

これ以上深く考えてしまうと、お肉を衝動的に買ってしまう恐れがあったので、
退却・・・。

さあ気を取り直して、アンティーク雑貨を求めて中へ。

建物の中は、暗い・・すごく薄暗い・・・。

暗闇にやっと目が慣れると、ものすごい活気です。
体育館の中は、何百という小さなブースがあって、沢山の家族連れの人たちが、
がやがや話しながら歩いています。どこかで赤ちゃんまで泣いています。
(赤ちゃん・・・。)

ポン! そのとき背中をたたく人が。

振り返ると、青ざめてひきつった、夫の顔が。
(気が合う2人・・・。)

せつ


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posted by せつ at 20:08 | 東京 ☔ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月06日

「雨と闇」・・夫 5

「グッドモーニング」 眠い目をこすりながらベッドで寝返りをうっていると、
せつさんがめずらしくベッドに座っています。

はじめは真っ暗な部屋でぼーっと人影がみえたものですから、ぎょっとしました。

だいたい家にいるときは、朝ほとんど起きないのがせつさんのこだわりです。

いつも、僕が起こすのですが、一度や二度では絶対に起きません。

あの手この手で起こすのですが、
いきなりイギリスに着いたとたんにこれですから、僕もけっこう驚きました。

そういう僕も、なんとなく目が覚めたら体が軽いと感じたのは、
時差ぼけと緊張とやる気が複雑にからみあっていたからでしょうか。

時計を見ると、5時です。外は真っ暗。それに寒い。

せつさんは今日、いろんなアンティークフェアをまわるとはしゃいでいるようですが、
当然、そのいろんなアンティークフェアを調べたのは僕です。

そのなかでも、いちばん大きなフェアであるクリスローという町で行われる
アンティークフェアに行って、それからマンチェスターのフェアへ、
という綿密な計画を立てました。

地図もばっちり、クルマの調子もよい、ぶつけられたドアミラーは
ガムテープでしっかり直しました。

というわけで、少し早いけど、出発しようと外へ。

冷たい風と雨、それに真っ暗なイギリスの闇が、僕たちを歓迎してくれました。

せつさんを見ると、この暗い闇の中でホテルの写真を撮っています。

またしても不安が、僕の心にじわじわと広がっていきました。

つづく


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posted by せつ at 09:45 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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