2006年09月26日

秘密兵器登場!:せつ-5

「買い付け2日!荷造り1日!」

これが今回の行動目標です。

2日間思いっきり、ニンジャ走りの日々をすごして、その次の1日は
ホテルのお部屋にこもっての、もくもくパッキングディです。

前回は「プチプチ」のことを考えすぎて、
プチプチをもう他人とは思えなくなってしまいました。

一粒、プチッ!と踏んでしまったら、深く落ちこんでしまうまでに・・(T−T)

今回は、あるすばらしい秘密兵器を持ってくるために、
トランクにスペースが必要になり、少ししかプチプチたちを
持ってこられませんでした。

イギリスから日本にアンティークたちを送るのは、
50センチ角の大きなダンボール箱です。

重さは1個で、25キロまでです。

ならば、無駄を出さないように、きっちりと重さを計らねば・・!

ということで、そうなのです「体重計!」を持ってまいりました。
それも「体脂肪計付!」のスペシャルバージョンです。

重い・・・。この体重計が結構重いのです。

ヤフーオークションで、思いっきりお安いものを探したせいか、
とても大きくて重たいのです・・。

でも、この「体脂肪計付」はヒットでした。
ダンボールの体脂肪を計るのです(すみません・・面白くなかったですね・・)

本当は、箱が大きすぎて「目盛り」が箱を載せたままでは見えないので、
おろした後「記憶」されている重さをチェックできるからです(*^^*)

前回は、箱を持ってユサユサ・・してみて、
「これは20キロ!」とか、「これは30キロあるよ!」とか、
カンで計っていました(さみしい・・。)

昔、テレビの番組で「がっちり買いまショウ」というのがありましたね。

あんな感じで、最後にお安い「のり」を買ってしまうご夫婦のように
つい不安で、アンティークの軽いものを1個入れてしまったり・・・。

昨年は、そんな牧歌的な荷造りでした(とほほほ・・・。)

そんな反省から、今回は「がっちり作戦!」と命名いたしました。

思った以上に、体重計の威力は最高でした!

「24キロ」「24.5キロ」「24.9キロ」とだんだん精度を増し、
夫はすっかりはまってしまい、生き生きと体重計に挑戦しています。

25キロもある重たいダンボール箱を、次々と持ち上げては
微妙な重さを楽しそうに調整しています。

ある朝、目を覚ますと夫の姿がありません。

あれっ?・・と思っていると、バスルームからなにやら声が・・。

「減ってる・・・。」悲しそうな夫の声です。

バスルームをそっとのぞくと、そういえば最近すっかりやせてしまった
夫が、体重計の上に1人ポツンと乗っています。

「せつさん、僕、減ってます・・・。」

その朝は、特別に「どん兵衛」を2つ作ってあげました・・(T−T)


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posted by せつ at 11:54 | 東京 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

おじいさん:夫-4


「ジョージアン!!」

おじいさんが大きな声で僕に迫ってきます。
小さなストールに古い家具をたくさん並べて「ジョージアン!」と叫びます。

えっと、ジョージアンというと確かヴィクトリアンの前だから、
えっ、18世紀じゃんか!

思わず、じゃんか!とうなってしまいました。

よく見ると、確かにえもいわれぬ味わいがあるんですね、これが。

もうひとつ、う〜んとうなっていると、
となりのシルバーをあつかっているおじさんが、この家具はいいぞ、なんて、
仲間同士で助け合っています。

せつさんに相談しようと、見ると・・・、いません。

古いホテルの古いコンベンションルームといっても、大広間のような場所を、
右に左にニンジャ走りで行ったり来たりしています。

なんだか興奮しているようです。

そうなんです。すべてがただごとではなく、安い!!。

こんな田舎のこんな場所のこんなホテル(失礼)に来る、
日本人のバイヤーなんて、絶対にいません、と断言してもいいかも・・・。

みなさん素朴で、どっちかというと、プロの人というより、
そこいらへんにいるアンティーク好きのおばあさん、おじいさんが、
家にあったものや知り合いから譲ってもらったものを陳列している感じなんです。

予断になりますが、帰りにちょうどロンドンのカムデンパッセージという有名な
アンティーク街でフェアがあるというので立ち寄ったのですが、
とてもとても僕たちが手を出せるような品はありませんでした。

とまあそんなわけで、予定にないアンティークフェアで、まさに職住接近です。

せつさんのOKも無事いただき、大量に買い付け、
部屋の中までおじいさんに一緒に運んでもらいました。

せつさんは、とってもきげんがよく、
「いっそこの村に小さな家を買って、住んでみない?」と
わけのわからないことを口走っています。

その理由のもうひとつが、僕が見つけた「ロイ」さんの
テイクアウトの中華料理屋さんです。

アジアの人をまったくみかけないこのあたりで、
唯一の中華料理屋さんがホテルの近くにあったので、せつさん、大喜び。

こんどくるときは、レトルトの白いご飯も持ってこようなんてはしゃいでいます。

ゆるやかな時間が流れるこの村には、イギリスの古き良き生活が残っているようで、
僕もすっかり気に入ってしまいました。

それにしても、イギリスの人のもの持ちのよさには、あきれるばかりです。

尊敬・・・!

つづく


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posted by せつ at 12:09 | 東京 ☀ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

職住接近:せつ-4

さあ、また朝です! 

イギリスに来てからの朝の習慣は「窓から外を盗み見」です。

お部屋には小さな窓が1つ・・。それもなぜか20センチくらいしか開きません。

おまけにたった一つのその窓が、通路と駐車場にくっついています。

外を通る人と目が合ってしまうと、ニッコリしないといけないのです。
(日本では知らない人と目が合うと、ふっと目をそらしますが、
 こちらではしっかり受け止めて、お互いにニッコリ!なのですね。)

今朝もパジャマ姿なので、目線をしっかり受け止めてしまわないように、
カーテンにコソコソ隠れながら、お天気を確認(わびしい・・。)

あれっ!? 今朝はなんだかいつもよりたくさんの人が・・。

見ていると、大きな荷物を抱えた人たちがどんどんホテルの中に・・。

いつもはお客さまがとっても少ない田舎のホテルで、
し〜んとしているのですが、今朝はざわざわ・・。

さっそく着替えて「調査」に。

フロントのところでうろうろしていると、女性マネージャーのドンナさんが
なにか一生懸命話しかけてくれます。

ちょっぴり興奮しているのか、早口でよくわかりません・・。

よく聞いてみると、「今日はラッキーよ。早く行ってみて!」とのこと。
肝心の「何が?」のところが、いまひとつはっきりせず・・。

なんだか分からないけれど、大勢の人たちの後をついてホテルの奥に・・。

ついて行くと、ホテルの奥の大広間のようなところに沢山の人たちがいます。

ぐるりと台をつくったり、色々な商品たちをきれいに並べています。
並べ終わって、のんびり朝ごはんを食べている女性も・・。

なんと今日はこの村の「アンティーク・フェア」だったのです!

それも私たちの泊まらせていただいている、このホテルで!

これって理想的な「職住接近」では・・・(*^^*)/

さっそく夫に報告に走りました。

真っ赤な顔で奥から出てきた私に、ドンナさんはウインク!してくれました。

毎日毎日、朝早く出かけては夕方どっさり荷物を抱えて戻ってくる
私たち夫婦を見ていてくれたのでしょう。
(サンキュー!ミズ・ドンナ!(T−T)

その朝は、本当にラッキーでした。

村の人たちは、お家の大切にしてきたご自慢のアンティークたちを
信じられないくらい良心的なお値段で、売ってくれました。
一つ一つ丁寧に、説明もしてくださいました。

なんだか初めて肩の荷がちょっぴり下りたような、幸せな朝でした。

と、夫を探すと・・会場のすみのほうでまた、おじいさんにつかまっています。

またしても、おじいさんは機関銃トークです。

夫は、両手に大きなアンティークを持たされて、
ニコニコしながら、じりっじりっと後ずさっています。

デジャブ・・・・(T−T)


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posted by せつ at 15:40 | 東京 ☔ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

老夫婦:夫-3

「に、似ている・・・。」
と、せつさんがつぶやいているとき、
僕はその年輩の女性のご主人に、もうれつに攻められていました。

「この金属は、何でできていますか?」とたずねると、
「30ポンド!!」と、大きな声を張り上げます。

「いや、そういうことではなくて、素材なんですけど・・・」というと、
「25ポンド!!!」

「いや、う〜ん、それではいつごろのものですか?」と聞くと、
「20ポンド!!!!」

そう、すべての答えが、金額なんです。

僕は、その迫力にじりじりっと後ずさりながら、
でも冷静に、なんか少しづつ安くなってきているなあ、などと考えているのでした。

ここは、マンチェスターの北のほうにあるほんとうにカントリーなアンティークフェアです。

せつさんがいうように、去年きたときは500ストールくらい出店していました。

せつさんは300とかいっていましたけど、もっとすごかったですよ。
お祭りみたいに人、人、人・・・。
それなのに、この夏は、がらがらでした。

イギリスのとくに田舎のフェアは、冬にもりあがるみたいです。
とうぜん、お店も少ないから、お客さんも少ないのね。

そんなわけで、このおじいさんも、ぜったい僕に売ろうと決めたのでしょうね。

何を聞いても金額で答えるので、おもしろいから、
そこいらへんにあるアンティークを片っ端から聞いて見ました。

「これは銅ですか?」
「35ポンド!!」
「これは、いつの時代のものですか?」
「26ポンド!!」
「この道具はなんですか?」
「18ポンド!!」

なんだか楽しくなってきました。
(もしかしておじいさんも、僕で遊んでいるのでは。)

そんなやりとりをしていたら、せつさんがやってきて、
「なにしてんの。」といぶかしげに僕をワニ目でみています。

こんなかんじ。(ーー)

「まったくもう・・」とか言いながら、
せつさんはそのおじいさんからあれもこれも、
あっというまにすべて買ってしまいました。

僕がおじいさんと遊んでいたせいか、なんか、怒っています。
クルマに乗ってからもなんかへんです。

せつさんは、その年輩の女性となにやら話しこんでいて、
きっとじぶんたちの未来のことを重ね合わせていたのだと思います。

イギリスの片田舎で、40年間も夫婦でアンティークを売って
生活している二人のことが忘れられません。

つづく


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posted by せつ at 15:28 | 東京 ☀ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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