2006年10月03日

江戸っ子:夫-5

「はい、つぎ!」

せつさんの威勢のよい声が、ホテルの狭い部屋に響きます。

せつさんが次々とアンティークたちを包んでは、僕に渡します。

僕はそれを受け取って、次々にダンボールに入れていきます。

「はいよ!」
「ほいきた!」
「こらさ!」
「あらよ!」

さしづめ、江戸時代の駕篭やさんです。

ふと気がつくと、部屋の中がダンボールだらけです。

それもそのはず、朝からずーっと、
「よいしょ!」
「こらさ!」
とかなんとか、ランチも取るのを忘れて続けていているのですから・・・。

ホテルの人たちも僕たちが何をやっているのか、興味しんしんです。

夕方になって、「おっと、こいつあ、いけねえや!!」

と、すっかり江戸っ子言葉になってしまった僕が思い出したのは、
このダンボールたちを日通さんに持っていかなければいけないってことでした。

レンタカーには、ぎりぎり7個しかつめません。

今回のダンボールは全部で23個ありましたから、
それに農具とか椅子とかもあったものですから、
何往復したことでしょうか。

ちなみに、ホテルからマンチェスターの日通さんまで片道1時間はかかります。

「せつさん、ちょっくら行ってくらあ!!」と声をかけると

「おまいさん、気をつけて行くんだよ」と、
火打石なんかをカチカチっと・・・・つけるわけないですよね。

そうなんです。

ここはイギリスだってこと、すっかり忘れていました。

とまあ、こんな調子で荷造りの毎日がつづくのですが・・・。

つづく


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posted by せつ at 14:33 | 東京 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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