2006年11月13日

悪夢・その3:せつ−8

しばらく入り口で、幽体離脱をしていたようです。

びっくりしすぎたウサギさんは、死んでしまうそうです・・。
(ちょっぴりあつかましいですね・・すみません。)

ふっと気がつくと、ピンクのビニールのネコちゃんバッグは、
エルメスのバーキンやら、クロコダイルバッグやらに取り囲まれています。
(ネコちゃん、ピンチ!)

執事のようなハンサムな初老の男性は、さっきから「マダァ〜ム」と呼びかけています。

「マダムって・・・誰?」と、思わず日本語で聞く私・・・。
(動転はつづく・・。)

よ〜くお聞きすると、どうやら大きなバッグと一緒では入場できないので、
「クロークでお預かりいたします。」とのこと。

そうとわかれば、きっぱりとネコちゃんをお預けする私。
(ごめんね、ネコちゃん・・。)

最初はびっくりしていましたが、せっかく来たのだし
20ポンドも奮発(!)したのですから、おろおろするのはやめて
こうなったら堂々と行きましょう!

勉強するには絶好のチャンス!です。

そう決めたら、だんだんどきどきもおさまりました。

うわぁ〜!なんてゴージャスなんでしょう・・。

たたみ2畳くらいもある油絵や、ボタニカルアートの原画たちが並んでいます。(畳・・・。)

その向こうには、1600年代や1700年代の陶器たちが・・。
マホガニーの重厚な家具たちも・・。

まわりの貴婦人たちは、みんな笑顔でゆっくりと歩いています。
時々、小さな声でお話したり・・。

これね!と、すばやく学習した私はそれからというものずっと、
「笑顔一本!」で通すことに・・*^^*

こんな場所では、ニンジャ走りも似合いません。
精一杯、ゆっくりと優雅に歩かなくちゃ・・。

堂々とニコニコとのろのろ歩く私に、やっとお店のかたがお声をかけてくださいました。

こんなときは、覚えたての魔法の言葉「ジャストルッキング!」ですね。
(見てるだけ・・。ちょっぴり寂しい・・・。)

この一言で、どんどん道は開けました。
(モーゼ・・・?)

ふと夫を探すと・・純銀食器類の大きなショーケースの前に立っています。
どれもこれもが、何十万何百万という高価な世界ですね。

いつまでも動かないのでそばに行くと
「磨きがものすご〜く、丁寧できれいです・・・。」とのこと。

そういえば、夫は「磨き担当部長」という肩書きのもと、
毎日せっせと、一生懸命ドリプレのシルバープレートたちを磨いてくれているのです。

さすがに見ているポイントが違いますね・・・。(T-T)

ほほが引きつって来て、もうしばらく笑えそうも無い・・という限界で
ネコちゃんを引き取って、外に出ました・・。

外で引きつったほほをなでながら、ふと見るとガーデンへの入り口が!

「キッチンガーデン」と書いてあります。

そう、ここが悪夢の後の、「幸福」への入り口だったのです!!

つづく


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posted by せつ at 20:26 | 東京 ☀ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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